不動産売却で失敗に繋がりやすいパターンについて
2022/05/13
不動産売却で失敗に繋がりやすいパターンについて
1.売出し価格の設定で陥りがちな失敗のパターン!
不動産には、電化製品のような定価がありませんので、売主様が価格を自由に決めることが出来ます。しかし、不動産取引のプロである不動産会社のアドバイスをよく聞かないまま、独断で価格を決めてしまうのは、あまり賢いやり方とは言えません。
最近は、ネットを使って、相場や市場価格の動向を調べることができますので、事前に調べておくことは、不動産会社1社の査定額にだまされないなど、不動産会社の言いなりになることを防ぐために大切です。
しかし、そのようにして調べた自分の知識を、“絶対”だと信じ切ってしまうのは注意が必要です。不動産には1つとして同じものが存在しません。たとえば、同じような住宅でも、家の劣化状況あるいは敷地の地勢・形状、周辺の環境等々の違いにより、不動産価格に大きな開きが出てくることも多々。不動産に同じものは存在しませんので、ネット上にある成約事例は、参考資料のひとつに過ぎません。
景気対策や、東京オリンピックを視野に入れた経済活動によって、不動産市場が高騰していた時期がありました。当時、このような情報を得て、「自分の不動産も高く売れるはず」と思い込んでしまう人も多かったようです。
しかし、不動産の高騰は首都圏中心に見られた現象であり、地方都市や駅から遠いなど条件が悪い立地では、その恩恵を受けられとは限りません。そうしたアドバイスを不動産会社から受けながら、「いや高く売れるはず」と強引に価格を決めてしまい、長期にわたり売れ残るような事態に陥った人も少なくありませんでした。
著しく相場より高い住宅や、売れ残っている住宅は、買主様の嫌悪感や不信感に繋がってしまいます。そして、一度ついてしまった悪い印象は、その後に価格を下げてもなかなか覆すことができません。それほど、「売出し価格」は重要なものです。
売出し価格を自由に設定することは売主様の権利ですし、不動産会社の言いなりになる必要もありません。しかし、プロの助言や意見に耳を傾けることは、売却の成功に欠かせない大切なことです。
2.欲の出し過ぎで売るタイミングを逃がしてしまう!
子供が大きくなり今の家が手狭になったAさんは、少し大きめな家に住み替えすることにしました。そのために、どうしても今の家を3,500万円で売りたいAさん。不動産会社からは「その価格ではちょっと難しいかも知れません」と言われていましたが、売出し後1ヶ月ほどして、「3,000万円で購入したい」という希望者が現れました。それに気を良くしたAさんは、あくまで3,500万円にこだわり、申し出を断りました。
しかし、その後半年経っても購入希望者は現れず、結局8ヶ月かかって2,500万円で売却することになりました。住み替えを希望していた住宅は購入できず、安い住宅購入となりました。
不動産を速やかに、かつ高く売ることは簡単ではありません。でも、「時間をかければ高く売れる」というものでもないのです。相場を大きく上回る価格での売却は難しいですし、時間がかかればかかるほど、減価償却による価値の低下や税金の負担なども出てきます。売却できるときに売却できないと、損失を被ることになりかねません。売却のタイミングがとても重要となるでしょう。
まとめ
不動産の売却に際して、失敗に繋がりやすいパターンとして
1.売出し価格の設定について、ネット等から調べた情報を“絶対”と信じ切るのは要注意で、プロの助言や意見にも耳を傾けることが大切です。
2.売却できるときに売却できないと、損失を被ることになりかねないので、売却のタイミングを逃さないようにすることが重要です。
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